過去の罪を背負い、償いの日々を送る主人格と、彼を守るため闇から生まれたもう一人の自分。
時に支配し、時に支え合う二つの人格が織りなす、詩的で切ない心理ドラマ。
「ボクはキミで、キミはボクだ」――罪と贖罪の狭間で揺れる魂が、やがてたどり着くのは破壊か、救済か。
心の奥底に眠る闇と光が交錯する、感情豊かな物語を貴方へ。
[各話紹介]
第一話「手綱を握る代償は」
もう一人の自分から突きつけられた誘惑。「お前が欲しい罰を与えてやろうか?」と囁く闇マリクに、
表マリクは抗いながらも揺れる。心の闇が暴かれ、拘束された先で待つのは恐怖か、それとも解放か。
第二話「キミが影ならボクは何?」
光と闇、生と死の狭間で揺蕩う二人の関係性が深まる。闇マリクを受け入れ、
罪と苦痛を共有する覚悟を決めた表マリクが問いかける――「キミとボクは、どこまで一つになれるのか?」
第三話「毒なる花を、その胸に」
雨と雷鳴の中、毒花を手に立ち尽くす表マリクは。死と誘惑に魅せられながらも、己の欲望と向き合う。
キミの心臓を握れたなら――昏い渇求が魂を蝕む、一人の少年の静かな葛藤。
第四話「それは夢か、願望か」
深い森で出会った少年と十字架の謎。現実と幻の境界が曖昧になる中、表マリクは己の心と向き合う恐怖に苛まれる。
謎と怪奇が交錯する、独自設定のホラーミステリー。
深い心理描写や複雑な感情の交錯、二重人格ならではの共依存などがお好きな方にオススメ。
※詩的な表現や哲学的な問いかけが随所に散りばめられており、また、後半2作は意図的に
ストーリーが曖昧で結末が明確でない叙述スタイルを採用しています。
読者の解釈に委ねられる部分が多いことをご了承ください。
サークル:堕天同盟様がお贈りする、表と闇のマリクが互いを強く想い合う同一CP小説が到着しました。
その存在をトラウマを超えた快感として刻み込むべく、主人格を痛めつける闇マリク。
どす黒く重いナニカが広がっていく感覚がじっくりと描写されて、ページをめくる手が止まらなくなります。
全四篇で様々な形で織り成される『贖罪』と『共依存』を是非お手元でお楽しみください。
サークル名 | 堕天同盟 (作品数:11) |
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ジャンル | 遊戯王シリーズ |
カップリング |
マリク×闇マリク 闇マリク×マリク |
発行日 | 2025/3/16 |
版型・メディア | A5 |
総ページ数・CG数・曲数 | 44 |
イベント | HARU COMIC CITY 34 |
作品種別 | 一般向け |