切ない創作姉妹百合、幼馴染百合小説集です。規格は文庫版88Pです。
1. 生き返った最愛のお姉ちゃんと夜通し語り合って思いを交換しました。
もし葬儀が始まった後、愛する人と最後の会話ができたとしたら、皆さんはどんなことを伝えたいですか?私にとってあの夜のことはずっと忘れられない思い出となりました。一生、いや、多分死んでからもずっと。
2.最愛の方を亡くしてもずっと一緒に過ごしたいと思いませんか?(チラシ形式)
このプランできっと心が救われる方もおられるのではと思います。過去作「もしお姉ちゃんともう一度地下鉄に乗ってデートできたら」などのスピンオフです。「ずっと一緒だよプラン」のチラシがあったらこんな感じかなというものです。人によっては過去に縛られてかわいそうという見方もあるのですが……
3.これから出会う新人俳優の皆さんへ
高校生女優として活躍していた、妹に病が見つかって絶望の淵に沈んでいた姉。懸命に介護していた彼女やプロダクションに伝えた妹の願いとは。
4.溝部ゆかり先生の最新刊エッセイ「不死鳥」を読みました。
私が大好きなベストセラー作家の溝辺ゆかり先生の自叙伝がついに発売されることになってサイン会に行った。もう公然の秘密のようになってしまったあの噂は本当だった……
(私の作品としては珍しくあからさまなビラン役が出てきます。)
5.お姉ちゃんではないけどお姉ちゃんでもある私
両親の悲しみは私の存在で少しは癒えたのだろうか? 私は、今年、成人式に行ってきたのですが私の晴れ着姿を見た両親は揃って号泣していました。私も無事育ったことを両親に感謝したいです。でもこの号泣には深い理由がありました。
6.妹がやってきた
幼かった頃に欲しくてたまらなかった、妹がやってきた。 わたしは、長い間看病していたママが亡くなっとき大粒の涙を流した。それからしばらく経って突然家に中学生くらいの「妹」を名乗る少女がやってきた。パパは「養子だ」と言うのですが……
7.愛しのスローンちゃん
暗いところで一人ぼっちで過ごしてきてさびしくない?おひさしぶりだね、スローンちゃん。わたしは出張でカルガリーからサスカトゥーンに来てそこでの仕事を早く仕上げてこのサスカチュワンの田舎町についでに来たんだ。幼馴染のわたしたちが生まれ育った所。
8.助けてくれてありがとう、パパ。でもね……
はるなー!これが本当のパパの味なんだよ! あたしは今日もひなたちゃんと隣のデスクと隣り合って仕事をしている。私達の見た目はおとなしめのオフィスカジュアルを着たOLなのですが、彼女には実は秘密があるのです。彼女は中学校に入るか入らないかの頃に突然消えた幼馴染だった。そしてあたしが大きくなって彼女についてのことを伝え聞いたとき、肝心なところはぼかされてマイルドに言われたのですが、それでも数日間涙を泣きはらした。そして彼女に再び本当の笑顔が戻るまでの話。現代ドラマに近いのですが、一応SFとしました。
9.お姉ちゃんがなんとか完全に◯◯なくてすんだひとつの世界線
あたしはある部屋のベッドの上で目覚めた。そこの白衣を着たお姉さんに笑顔で「おかえりなさい」と言われた。でもその部屋は病室のように思えたが何かが違っていた。
サークル名 | Clockhill Transit (作品数:18) |
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作家名 | Hugo |
ジャンル | 百合 |
発行日 | 2025/06/01 |
版型・メディア | 文庫 |
総ページ数・CG数・曲数 | 88 |
イベント | 文学フリマ東京40 |
作品種別 | 一般向け |