経済学的異常論文です。本書の論旨は以下の通りです。
まず、実物資産を4種類の資産に分け、その経済的取引の内容を確認します。次に、実物資産がどのように発生し、また、消滅するか確認します。実物資産は価値を持つため、実物資産の増減は、価値の増減を意味します。価値に対応するものとして、貨幣を想定します。貨幣について確認します。この貨幣の生成と消滅について確認します。この貨幣の生成においては、一部にMMT(現代貨幣理論)を参考にしています。実物資産を生産するのは経済的主体によって行われます。どのような財政支出を経済的主体に対して行うと、実物資産の総量ならびに価値が増加するのか議論します。また、企業の利益及びインフレについて触れます。最後に、筆者の経済に関する見解を提示します。
本書は、一般的な経済学の教科書とは異なる章立て及び理論となっています。主な相違点は以下の通りです。
・GDPや物価などの経済的指標が一定の定常状態を想定する。
・取引対象となる実物資産は、マテリアル、リソースによるサービス、用役、情報とする。
・需要-供給が登場しない。
・経済的主体が財政支出する際に、必ずしも財源を必要としない。
サークル名 | 坂川経済研究所 (作品数:2) |
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ジャンル | オリジナル |
発行日 | 2023/08/27 |
版型・メディア | A4 |
総ページ数・CG数・曲数 | 102 |
イベント | コミティア145 |
作品種別 | 一般向け |