【あらすじ】
ネコ族の半獣でリューペンの王子シュリは双子の弟リュカといつも比べられていた。
見た目、毛の色、頭の良さ、魔法の出来など、何を比べたところでリュカの方が優れており、両親だけでなく
国民もリュカを褒め、さらに不吉な黒猫の迷信も相まって、シュリは「じゃない方」と見下され続けていた。
そんなある日、シュリとリュカは隣国「リンデンベルク」の双子の王子、
ジークフリートとギルベルトに嫁ぐため、リンデンベルクの学園に編入することになる。
「リンデンベルクの王位はジークフリートとギルベルトの優秀な方が継承する。
ジークフリートとギルベルトの能力がほぼ同じである以上、『伴侶』の出来で王位が決まるのでは――」
ひょんなことからそう耳にしたシュリは、婚約者候補であるジークフリートを王にすべく、
そしてジークフリートに捨てられないように、一生懸命勉強に身を尽くし始めた。
しかしどれだけ努力しても天才の弟との差は広がる一方で――
出版社 | アルファポリス |
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レーベル | アンダルシュノベルズ |
作家名 | 福澤ゆき |
発行日 | 2022/10/17 |
版型・メディア | B6 |
総ページ数・CG数・曲数 | 376 |
作品種別 | 一般向け |